
副収入を考え始めたとき、多くの人が気になるのが「税金」です。
「副収入はいくらから税金がかかるの?」
「確定申告って必要?」
「会社にバレたりしない?」
こうした疑問があると、なかなか一歩を踏み出せない人も多いと思います。
この記事では、副収入の税金について40代から知っておきたい基本ルールを、できるだけシンプルに整理していきます。
Contents
副収入に税金はかかる?まず知っておきたい基本
副収入を始めるとき、「税金が大変そう」と感じて不安になる人は少なくありません。
ですが、実際には最初から複雑な手続きが必要になるケースはそれほど多くありません。
まずは、副収入の税金の基本的な考え方から整理しておきましょう。
副収入は「所得」として扱われる
副収入で得たお金は、基本的には「所得」として扱われます。
ここで大事なのは、「お金が入った=すぐ税金がかかる」というわけではないということです。
税金の対象になるのは、単純な売上ではなく、
収入から必要な費用を引いたあとの「所得」です。
たとえば、副収入で次のようなケースを考えてみます。
・副収入の売上:50,000円
・必要経費:10,000円
この場合、税金の対象になる所得は
50,000円 − 10,000円 = 40,000円
になります。
副収入というと、「入ってきたお金すべてに税金がかかる」と思われがちですが、実際はそうではありません。
この「売上」と「所得」の違いは、最初に知っておくと安心です。
税金は「売上」ではなく「利益」にかかる
先ほども少し触れましたが、税金は売上ではなく「利益」に対してかかります。
副収入を得るためには、ある程度の出費が発生することもあります。
たとえば
・ブログ運営のサーバー代
・仕事用のソフト代
・資料や書籍
・通信費の一部
こうしたものは、副収入のために必要な支出であれば「経費」として扱える場合があります。
つまり、
売上 − 経費 = 所得
この「所得」に対して税金がかかる仕組みです。
そのため、副収入の金額だけを見て「税金が大変そう」と考える必要はありません。
実際には、思っているよりもシンプルな仕組みで計算されています。
会社員と自営業では扱いが違う
副収入の税金ルールは、本業の働き方によっても少し変わります。
大きく分けると
・会社員(給与所得者)
・自営業・フリーランス
この2つで考え方が違います。
会社員の場合、本業の給与については会社が年末調整をしてくれるため、基本的な税金の手続きは会社側で処理されています。
そのため、副収入についても一定の条件までは、必ずしも確定申告が必要になるわけではありません。
一方で、自営業やフリーランスの場合は、自分ですべての所得をまとめて申告する必要があります。
そのため、副収入がある場合は基本的に確定申告が必要になります。
ただし、会社員の副収入にはよく知られている「20万円ルール」があります。
この点については、次の章で詳しく説明していきます。
副収入はいくらから税金がかかる?
副収入の税金について調べると、よく出てくるのが
「20万円」という数字です。
「副業は20万円までなら税金がかからない」
という話を聞いたことがある人も多いかもしれません。
ただ、このルールは少し誤解されやすい部分があります。
正確には、
会社員の副収入が年間20万円以下の場合、所得税の確定申告が不要になることがある
という仕組みです。
ここで大切なのは、いくつか条件があるという点です。
まず、このルールは会社員など給与所得者に限った話です。
自営業やフリーランスの場合は、この20万円ルールは基本的に適用されません。
また、この20万円という金額も「売上」ではなく、
経費を引いたあとの所得の金額です。
たとえば、
・副収入の売上:80,000円
・必要経費:30,000円
この場合、所得は
80,000円 − 30,000円 = 50,000円
となります。
この所得が年間20万円以下であれば、会社員の場合は原則として所得税の確定申告は不要になります。
ただし、ここで注意したいのが住民税の扱いです。
所得税の確定申告が不要であっても、
住民税については自治体に申告が必要になるケースがあります。
そのため、一般的には
「20万円以下なら何もしなくていい」
というよりも、
「20万円を超えたら確定申告が必要になる可能性が高い」
と理解しておく方が現実的です。
また、副収入が赤字の場合でも、申告することで税金面で有利になることもあります。
こうした細かな仕組みは少し複雑に見えますが、基本的な考え方を押さえておけば、必要以上に心配する必要はありません。
なお、副収入の税金ルールを整理すると、次のような形になります。
| 状況 | 税金の扱い |
|---|---|
| 会社員の副収入(所得)20万円以下 | 所得税の確定申告は原則不要。ただし住民税の申告が必要になる場合あり |
| 会社員の副収入(所得)20万円超 | 確定申告が必要 |
| 自営業・フリーランス | 金額に関係なく原則確定申告が必要 |
| 副収入が赤字 | 申告することで税金面で有利になる場合あり |
このように見るとわかるように、
副収入がすぐに大きな税金問題になるケースはそれほど多くありません。
実際、多くの副収入は最初のうちは数千円〜数万円程度から始まることがほとんどです。
まずは仕組みを理解したうえで、無理のない範囲で副収入を作っていくことが大切です。
副収入の確定申告は難しい?
副収入を考えたとき、「確定申告が難しそう」と感じて不安になる人も多いと思います。
ですが、実際には副収入の確定申告は、そこまで複雑なものではありません。
特に、副収入がまだ小さい段階では、基本的な仕組みさえ理解していれば対応できるケースがほとんどです。
ここでは、確定申告が必要になるケースと、実際の手続きについて整理しておきましょう。
確定申告が必要になるケース
会社員の場合、副収入の確定申告が必要になるのは主に次のようなケースです。
・副収入の所得が年間20万円を超えた場合
・給与を2カ所以上から受け取っている場合
・副収入が事業として継続的に発生している場合
多くの人が関係するのは、最初の
「副収入の所得が年間20万円を超えた場合」です。
たとえば、副収入で年間30万円の所得が出た場合、その分について確定申告が必要になります。
とはいえ、これは「特別なこと」ではありません。
本業の給与とは別に収入がある場合、その分をまとめて税務署に報告するというだけの仕組みです。
副収入を継続していくと、いずれ確定申告が必要になる可能性はあります。
そのため、最初から「そういうもの」と理解しておくと、心理的なハードルはかなり下がります。
必要になる主な書類
確定申告で必要になる書類も、基本的にはそれほど多くありません。
主に必要になるのは次のようなものです。
・本業の源泉徴収票
・副収入の売上がわかる資料
・経費の領収書や記録
・マイナンバーカードなどの本人確認書類
副収入が小さいうちは、売上と経費を簡単に記録しておくだけでも十分対応できるケースが多いです。
たとえば、
・売上をスプレッドシートで管理する
・経費の領収書をまとめて保管する
といったシンプルな方法でも問題ありません。
重要なのは、後から思い出して計算するのではなく、
日頃から簡単に記録しておくことです。
実際の手続きは思ったよりシンプル
現在は、確定申告の手続きもかなり簡単になっています。
国税庁の「e-Tax」を使えば、
自宅からインターネットで申告することもできます。
また、最近は会計アプリや確定申告ソフトも充実しており、
売上や経費を入力すると自動で計算してくれるものも多くなっています。
そのため、昔のように「帳簿を全部手書きで作る」というような大変さは、かなり少なくなっています。
副収入を始める前から確定申告を過度に心配する必要はありません。
実際には、副収入がある程度の規模になってから対応すれば十分なケースも多いからです。
まずは仕組みを理解しながら、無理のない範囲で副収入を作っていくことが大切です。
副収入は会社にバレる?よくある誤解
副収入を考えるとき、税金と並んでよく聞く不安が
「会社にバレないのか?」という点です。
特に会社員の場合、副業を禁止している会社もあるため、心配になる人も多いと思います。
ただ実際には、副収入があるだけで必ず会社に知られるわけではありません。
多くの場合、会社に知られるきっかけは税金の仕組みにあります。
ここでは、副収入が会社に知られるケースと、その仕組みについて整理しておきます。
副業が知られる原因の多くは住民税
会社に副収入が知られる原因としてよくあるのが、住民税の金額の変化です。
会社員の場合、住民税は通常、給与から天引きされる形になっています。
これを「特別徴収」といいます。
もし副収入による所得が増えると、本来支払うべき住民税も増えることになります。
その結果、会社に届く住民税の通知に違和感が出てしまう場合があります。
たとえば、会社の給与だけでは説明できないほど住民税が増えていると、
会社の経理担当が気づく可能性があります。
この仕組みが、「副業が会社にバレる」と言われる理由のひとつです。
「普通徴収」にすると防げるケース
副収入の住民税については、自分で納付する方法を選べる場合があります。
これを「普通徴収」といいます。
普通徴収にすると、副収入分の住民税は会社の給与とは別に、
自分で自治体に支払う形になります。
この方法を選ぶことで、副収入による住民税の増加が会社の給与の住民税に直接反映されにくくなる場合があります。
ただし、この取り扱いは自治体によって異なることもあるため、
必ずしもすべてのケースで完全に防げるわけではありません。
そのため、税金の仕組みだけに頼るのではなく、
会社の就業規則を確認しておくことも大切です。
就業規則の確認はしておく
最近は副業を認める会社も増えてきていますが、
会社によってルールは大きく違います。
副業を全面的に認めている会社もあれば、
・事前申請が必要
・同業の副業は禁止
・一定の条件がある
といったケースもあります。
そのため、副収入を始める前には、
一度会社の就業規則を確認しておくと安心です。
ただ、ここで大切なのは、
副収入=必ずしも大きな副業ではないという点です。
実際には、最初の副収入は数千円〜数万円程度から始まることがほとんどです。
まずは無理のない範囲で、自分のペースで収入の可能性を広げていくことが現実的です。
副収入はまず「月3万円」を目標に考える
副収入の税金について考えると、どうしても
「確定申告」
「税金の計算」
といった難しそうな話に意識が向きがちです。
ですが、実際の副収入は最初から大きな金額になることはほとんどありません。
多くの場合、副収入は
・月数千円
・月1万円前後
・少し慣れてきて月3万円
といった形で、少しずつ増えていくものです。
そのため、最初の段階では「税金が大変になるほど稼げるかどうか」を心配するよりも、
無理なく続けられる副収入を作ることの方が重要になります。
副収入は、短期間で大きく稼ぐというより、
生活の中に少しずつ収入の流れを増やしていくものです。
たとえば月3万円の副収入があると、年間では
3万円 × 12カ月 = 36万円
になります。
この金額は、生活に大きな安心感を生むことがあります。
たとえば
・老後資金の積み立て
・生活費の余裕
・将来への不安の軽減
こうした部分に少しずつ余裕が生まれてくるからです。
副収入については、次の記事でもう少し具体的に解説しています。
副収入の現実的な目安や考え方を整理しているので、
これから副収入を考えている方は参考にしてみてください。
40代女性に向いている副収入の選択肢
副収入といっても、その種類はさまざまです。
たとえば
・在宅でできる仕事
・スキルを活かす仕事
・インターネットを使った収入
・長く続けることで積み上がる収入
など、働き方によって大きく変わります。
大切なのは、短期間で大きく稼げるものを探すことではなく、
自分の生活の中で続けられる副収入を見つけることです。
特に40代になると、
・仕事
・体力
・生活リズム
などのバランスも考える必要があります。
そのため、無理のない形で収入の柱を少しずつ増やしていくことが、長い目で見るととても大切になります。
副収入にはさまざまな方法がありますが、
40代女性でも現実的に始めやすい副収入については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
それぞれの副収入の特徴や始め方も紹介しているので、
自分に合うものを見つける参考になると思います。
副収入は、すぐに大きな収入になるものではありません。
ですが、小さな収入でも積み重ねていくことで、将来の安心につながっていきます。
まずは無理のない形で、収入の可能性を少しずつ広げていくことが大切です。
まとめ
副収入を考えるとき、税金の問題が気になって一歩踏み出せない人も多いと思います。
ですが、副収入の税金の仕組みは、基本を理解すればそれほど難しいものではありません。
特に会社員の場合は、
・年間20万円のルール
・確定申告の基本
・住民税の仕組み
このあたりを知っておくだけでも、不安はかなり減ります。
そして、副収入についてもっと大切なのは、
税金よりも「続く収入を作ること」です。
月数千円でも、月3万円でも、
自分で収入を作れるようになると、将来に対する安心感は大きく変わります。
まずは無理のない形で、副収入の可能性を広げていきましょう。
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